Q. オリーブオイルパックは髪に良いでしょうか

オリーブオイルパックは、市販の食用オリーブオイルを髪に塗って保護をするというものです。

食用のオリーブオイルは、ビタミンや抗酸化物質などが含まれていることから、肌につけても大丈夫だという認識が広まりました。

肌、頭皮の弱い方は、化学成分より安全かもと、こうした「天然由来」「昔から使われている」植物性のものに惹かれるのは、仕方のないことです。

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入れ替わる、オイルブーム

毎年何かのオイルブームが巻き起こりますね。オリーブオイル以外にも、ココナッツオイル、あまに油、アボガドオイル、白ごま油など…

油分と髪の毛

近年ですと、市販の植物油脂の危険性が指摘されてから、食の安全性を求めることも相まって、「良い珍しいオイル」が注目を集めるようになりました。

ほとんどの流行ったオイルは「抗酸化成分」「ビタミン」がうたわれています。

かなりの割合で「肌に塗っても安心」「天然のパックになる」など、「使い道の広さ」がブームの秘訣と言った感じですね。
サラダオイルはさすがに肌に塗る気になりませんものね。

頭皮が弱い方は、食用オイルを髪や頭皮に使わないでほしい

育毛の専門家として言いますと、美味しいオイルは、食べる方が、より身体に取り込めて髪のためにもなると思います★

そして、頭皮が弱く、薄毛の悩みがあるなら、髪には使わないで下さい。

オイルを肌や髪に塗って使う使い道は、世界的に昔からあり、毒性も考えにくいです。

健康で強い肌を持った方には効果的かもしれません。けれど品質や種類によって大きく差があることや、それぞれの身体に合わない場合もあります。

抜け毛薄毛の原因

食用なら美味しく食べれて、身体に合わなければ排出されますが、薄毛や頭皮の悩みを抱えているのならば、こうした「チャレンジ」は極力避けていただきたいと思います。

まず、植物性のものは「酸化」は避けられません。

身体に取り込むなら消化ができますが、肌の上には滞留します。

考えてみると。抗酸化物質が含まれる食品が、酸化をしない訳ではありません。
ワインも、アボガドも、大豆もベリーも、抗酸化物質が入っていますが放っておけば酸化します。
天然オイルも酸化しにくいとはいえ、いずれは酸化します。

さらに、オイルはべたつくものですので、つけてから髪がへたり、確実にボリュームが減ったように見えます。オイル配合のシャンプーも、です。

天然の食用オイルは一度つけると完全に落とすのが難しく、台所洗剤のように洗浄力の強いシャンプーを使わないとなりません。

そうすると自ずと洗浄力の強いシャンプーで落とさなければいけなくなります。

ネットでは、髪の毛にオリーブオイルパックをして、その後二回シャンプーをする、という記事を見ます。

これは頭皮に取って大変なダメージで、油を足して急激に落として、洗浄力の強いシャンプーで二回洗うということは皮脂も根こそぎ取り去り、一体保湿をしたいのか何なのか、わからないケア方法です。

これは、皮脂量のバランスも崩す可能性もあります。

まだ未解明なオイル×頭皮の関係

本格的に研究に取り組めば、良いとおすすめできる食用オイルも出てくるかもしれませんが、今のところわかりません。

皆さんの頭皮を見ていると今のところ、食用オイルを頭皮に塗ってオッケー、と言うことは、余りにも危険なので、ここはNGとさせていただきます。

本日の育毛ポイント!

やはり、美味しいオイルは、食用として楽しみ、植物性の抗酸化物質は内側から取り込むのが有効な使い方だと考えております。

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